1. |
何処にも行かない
02:20
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君が桜を見る頃
まだ寒さに凍えて春を待つ
雪が溶けて
染み込んだ土の匂い
距離なんてもう
関係ない時代だって
思っていた
けど結局
物理的な距離がモノを言う
止まってしまえば
その分 時は速く流れる
年に1度
親父からのショートメール
中身も見ずに捨てる
どうせ同じ文面
裏切りを恨みはしないけど
簡単に忘れられるわけでもない
言いたいことを全て
言い切った後も
作っている曲
12話の後も
続いているストーリー
あいつらからしてみれば
黒塗りのモブキャラ
この話を見届けるのは
俺しかいないよな
信頼の上で許容される冗談
互いに興味のない
無のコミュニケーション
その場を
乗り切る為の共同体となる
今更スカしていたって
格好悪いだけだろ
欲しい物も
行きたい場所もないと
気づいた時の寂しさ
夜に居場所を
求めるのはやめた
問題がない なんて
わかっているのなら
いちいち
聞かなくても
いいはずなのに
どうして
過去の美化は浅ましいが
過去を軽んじて
今を肯定することもしない
1日は長い
けど1年は早い
滑舌の悪い
ジジイの話なんて
聞いてられない
伸びた襟足が首をくすぐる
カサついた唇
指の腹で撫でるササクレ
一つ二つ 捲れる
消毒液が染みる
秘密を教えるのには
まだ少し早い
買う気もない
中古車情報を見て時間を潰す
寝たきりの休日
思えば子供の頃から同じだな
あの頃は
誰かが迎えに来てくれたが
いつまで待っていても
誰も来なくなった
感傷に浸る暇はない
エモーショナルに
酔いしれるのには
年を取り過ぎだ
俺は黙ってやるだけ
生活の圧縮
まだ低い密度
例年の半分くらい
ヱスケーは嘘を書けない
続けた先に
何があるのか よりも
何もなくなってしまうことが
怖かった
侵食の進んだ砂浜
いつまで立ってられるか
書いた文字じゃあるまいし
消えはしないさ
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2. |
雨宿り feat. Chan diz & メガネ
02:49
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[Chan diz]
空気の色で変わる町
タイヤ跳ねる水しぶき
昨日の雨の名残り
ニヤついた嫌味が平時
24hダウナー これが素なだけ
アスファルトに落ちた砂時計
青いシューズ 1年目
キックの合間に合流
霧かかる3時53分
駅前 ビルの雫
避けている通り平日
ひとりで路地を辿る
君とさようならしたこの道
再開するまでは本降り
雨から晴れの合間に
軽い雨宿りしている気分
[HOOK/ヱスケー]
KHB 終わらない雨降りの暮らし
KHB 食傷気味な生活のremix
KHB 共有しているイメージ
KHB anything 変換 music
[メガネ]
なんとなく過ぎていく毎日
くり返すノイズで目覚める朝
欠けた眼鏡の鼻あてを取り替える、
休日の予定
バックミラーに写る水滴
少し、曇る視界がちょうどいい
実体のないものにすがるのはちょっと違うな
まぶたの裏側に消えた誰かの苦労話
あの頃はよかったなんてまやかし
1割搾取は2年前から
日常へ溶けこんだ非常識
普通が無数にあることを、
まだ誰もしらないみたいだ
[HOOK/ヱスケー]
KHB 終わらない雨降りの暮らし
KHB 食傷気味な生活のremix
KHB 共有しているイメージ
KHB anything 変換 music
[ヱスケー]
何も面白いと思えない
ヱスケーは退屈と闘っていた
ロクな経験もないまま
ステージは終盤
製作者の意図に反するプレイヤー
真面目じゃなくて不器用なだけさ
何もしていないのに
何故だか疲れる
未だに不安には執着されたままだが
周波数を合わせない限りは聞こえない
雨の境目跨いだ 水のきらめき
張り付いたシャツに透けた肌
車のボディ 纏わり付いた黄砂
縁取りが濃く残っている水彩画
会いたい奴には今も会えないのに
会いたくない奴とは毎日 顔を合わせる
外的要因に頼った充実感は
モラルと引き換えだ
さようなら 5度目の人類
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3. |
0じゃない
01:50
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熱が篭った炊飯器 上る蒸気
すぐに腐る米 俺はそうはいかねぇ
この気持ちが腐る前に歌ってしまおう
まだ冷めない
意外と しぶといらしい
深い眠り あまり見ない夢
見たとしても
いつも思い通りいかねぇ
「そんなんじゃ何処に行ったってダメ」
そう言ってくる奴に
その先の話を聞かせてあげたい
蝉の鳴き声も
波の音も聞かずに終わる
ここらで聞こえるのは
バイクの空吹かしくらいだ
エネルギー補給ゼリー
吸って すぐ寝る車内
腹いっぱい
人の作ったものが食べたい
溶けたリップクリーム
すぐに乾く唇
体をなぞって流れる汗
結んだ髪がぱらりと垂れた
重い腰を上げ
やっとの思いで干した洗濯物
天窓から眺める月
いつもよりでけー
伝えなくてもいいことを言える関係
言葉を失って
この気持ちをどう表わそう
「まだ間に合う」
そう思いたいだけかも
何を話していたのかも
忘れてしまったから
君に会うのが少し怖くなる
今思えば
共有することに幸せを感じていた
人の寂しさに紛れて生きている
開けっ放しのまま出掛けた窓
今日は早めに帰れたら
少し部屋を片付けたい
気にしてくれたり
贔屓にしてくれたり
する人がいる
俺は0じゃないってことを知ってる
明かりを点けるほどでもない
薄暗さの中で
椅子に座り
ぼーっとするのが好きだった
何に依存することもなく
されることもなく
ヱスケーは一人で眠る
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4. |
枯渇 feat. MGM
02:50
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[ヱスケー]
干上がった大地で未だ畑耕す
滑稽噺 下げは予想通りの虚しさ
誰かの為じゃなくて
やりたいからやる
「枯渇 」
乾いたスポンジはボロボロと崩れる
魂なんか信じちゃいないし
最初から込めない
無理矢理な感動は
青汁のCMと一緒だ
どんなスペクタクルも作り物だけれど、
それはそれで悪くはないんだよ
[MGM]
ど頭から垂れ流す言葉のシャワー
浴びせたらいつからか花が咲いた
夜中のカラオケでやったのはサイファー
ケツしか踏めなくて俺はダサいじゃん
だけどケツは拭けるから実はヤバイじゃん
自分のことは自分でできるんじゃ
踊るルンバ忍びは忍者
踏み方がダサすぎてトイレに流したいじゃん
[HOOK/ヱスケー & MGM]
ヱスケー MG in the place to bee
ヱスケー MGM 久しぶり
これまでじゃなくて
あるものが全てだ
何もないなら0から作ろう
ヱスケー MG in the place to bee
ヱスケー MGM 久しぶり
懐かしむばかりじゃ
過去が哀しむよ
何もないならまたここで話そう
[ヱスケー]
今の暮らしの中では辿り着けない
そう思ってしまえば
もうそこには行けない
どうせ手に入らないから
嫌いになる理由が欲しかった
圧倒的な本物を目の前に
偽物は笑う
父親とやったスト2
勝ってしまうことが怖くて
わざとに負けたことを思い出す
もう2度と無理だと
そう思う度に
俺は自分の想像を超えてきたんだ
[MGM]
超えて想像上書きプラス妄想
いや違うここで登場のダイソン
俺はお父さん又の名をpapa
俺の街ISKRパウパトロール
話を変え そう久しぶりの作業
これを家業に書き換える人生一生
希少価値と気持ちを少しでも高め
濃ゆいの一発ぶっ放す波動拳
[HOOK/ヱスケー & MGM]
ヱスケー MG in the place to bee
ヱスケー MGM 久しぶり
これまでじゃなくて
あるものが全てだ
何もないなら0から作ろう
ヱスケー MG in the place to bee
ヱスケー MGM 久しぶり
懐かしむばかりじゃ
過去が哀しむよ
何もなくてもまたここで話そう
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5. |
名残惜しいくらいが別れ時
02:30
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Netflixを見たって退屈
知らないうちに巻き込まれている犯罪
モーニングコールには期待できない
俺たちは
自分の力で目を醒ますべきだ
気まぐれで呑んだ酒は
決まっていつも頭が痛くなるんだ
時間が経って
大丈夫だと思ってしまうのは何故か
あんなに辛かったことも
思い出せないほどに薄れた
工夫を凝らして楽しむことにも疲れて
金で買うしかなくなった奴
俺は受動的なものには飽きたんだ
新しさだけを追う軽薄さには負けずに
とっくにサポートの終わった
MacBookで曲を作る
弱い心を武器に強い気持ちで臨む
同じようなことを言い続けるだけの
アカウントなら もう要らない
1000年後には滅ぶ国に生きている今
無責任に次に残すことはしない
「名残惜しいくらいが別れ時」
関わり合いのない人生
もう会わない人
居なくなっても
消えるわけじゃないってこと
いつか、少し寂しくなっても
きっと、すぐに忘れてしまうだろう
いつか、思い出すことがあっても
きっと、すぐに忘れてしまうだろう
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