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lyrics

[音楽]ヱスケー
[歌詞]ヱスケー
[うた]ヱスケー

久しぶりに帰った実家は
自分の匂いが消えていた
すっかり通り過ぎるだけになった
地元の町を一人で歩く
近所のスーパー
苗字が変わった同級生の女子
きっともう忘れてる
目も合わせずに会計を済ませる
半セルフのレジ
雑に折ったレシート
居なくなった奴のことなんか忘れて
生きている方がよっぽど健全だ
仏壇を飾り付けて
表情筋の弔い
ゴールドのメッキ
ぶら下がる糸が揺れてる
遺影が四枚並んでる梁の上
ついこの前までは三枚だったのに
そこに並ぶ頃には
もう誰も居ないってこと 
怖がってたって
何が変わるもんでもねぇし
どこにでも
連れて行ってくれる父親に憧れた
何の疑問もなく
「そうなる」と思っていたのに
今も知らない道ばかり歩いてる

親戚にもらった小玉のスイカを
お裾分けしに行くのさ
木刀で割って
塩を振って食べる
今日だけで夏が終わった気分

もう何年か振りかってのも
わからないくらいに歩いた
かつての通学路はむしろ新鮮で
ここ最近 寝てばかりいた自分を
少しだけ恨んだりもする
軽トラ ランニングシャツの爺さんが
畑耕す 横をすり抜けて
人気のない神社
ゆるい風 吹き抜ける
夜の不気味さとは
まるで縁がないって顔をしてる
公園のスピーカーから
演歌が流れてる
そこまで歩くのは少し面倒だ
だれる前にサッと解散できる
信用できる奴
驚くほどあっけなく夏が終わった

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