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20211205 STUDIOLIVE

by ヱスケー

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1.
20211205 08:11
『何処にも行かない』 君が桜を見る頃 まだ寒さに凍えて春を待つ 雪が溶けて 染み込んだ土の匂い 距離なんてもう 関係ない時代だって 思っていた けど、結局 物理的な距離がモノを言う  止まってしまえば その分 時は速く流れる 年に一度 親父からのショートメール 中身も見ずに捨てる, どうせ同じ文面 裏切りを恨みはしないけど 簡単に忘れられるわけでもない 言いたいことを 全て言い切った後も 作っている曲 12話の後も 続いているストーリー あいつらから してみりゃ 黒塗りのモブキャラ この話を見届けるのは 俺しかいないよな 信頼の上 許容される冗談 互いに興味のない 無のコミュニケーション その場を乗り切る為の 共同体と/なる 今更スカしていたって 格好悪いだけだろ 欲しいモノも 行きたい場所もないと 気づいた時の寂しさ 夜に居場所を 求めるのはやめた 問題がないなんて わかっているのなら いちいち聞かなくても いいはずなのに どうして? 過去の美化は浅ましいが 過去を軽んじて 今を肯定することもしない 1日は長いけど1年は早い 滑舌の悪い ジジイの話なんて聞いてられない 伸びた襟足が首をくすぐる カサついた唇 指の腹で撫でるササクレ 一つ二つ 捲れる 消毒液が染みる 秘密を教えるのには まだ少し早い 買う気もない 中古車情報を見て時間を潰す 寝たきりの休日 思えば子供の頃から同じだな あの頃は 誰かが迎えに来てくれたが いつまで待っていても 誰も来なくなった 感傷に浸る暇もない エモーショナルに 酔いしれるには 年を取り過ぎだ 俺は黙ってやるだけ 生活の圧縮 まだ低い密度 例年の半分くらい ヱスケーは嘘を書けない 続けた先に 何があるのか、よりも 何もなくなってしまうことが 怖かった 侵食の進んだ砂浜 いつまで立ってられるか 書いた文字じゃあるまいし 消えはしないさ 『辻褄(Mash up)』 久々に来たぜ札幌 久々に会ったシロシビンズ 少し痩せたかな スタジオ籠り 無意識になったノイズ 自作楽器 シャンティブックス経由 生意気にもセッション 即興で繋いだ 笑あり 涙あり disあり Peaceあり いつの間に 時間は過ぎてしまう だから この一瞬を 逃さずに伝えたいのだ   普段は上手く話せないことや 本当は話したくないことまで 流れに任せて 言ってしまおうか 今夜は無礼講って 俺が勝手に決めた    頭の中で鳴った音 いつかは君にも 聞かせてみたいんだけど 形にするのは難しいらしい このまま書き出せたらいいのにな 都合よく 辻褄を合わせてる パースは裏から見ると崩れてる わかる 一方的なのも知ってる 雰囲気だけでも味わっていたいのさ この音に合う情景を探してる この音に合う情景を探してる この音に合う情景を探してる きっと見たこともない場所に 連れて行ってくれる 『0じゃない』 熱がこもった炊飯器 上る蒸気すぐに腐る米 俺はそうはいかねぇ この気持ちが腐る前に 歌ってしまおう まだ冷めない 意外と しぶといらしい 深い眠り あまり 見ない夢 見たとしても いつも思い通りいかねぇ 「そんなんじゃ何処に行ったってダメ」 そう言ってくる奴に その先の話を聞かせてあげたい 蝉の鳴き声も 波の音も聞かずに終わる ここらで聞こえるのは バイクの空吹かしくらいだ エネルギー補給ゼリー 吸って すぐ寝る車内 腹いっぱい 人の作ったものが食べたい 溶けたリップクリーム すぐに乾く唇 体をなぞって流れる汗   結んだ髪がぱらりと垂れた 重い腰を上げ やっとの思いで干した洗濯物 天窓から眺める月 いつもよりでけー 伝えなくてもいいことを言える関係 言葉を失って この気持ちをどう表わそう 「まだ間に合う」 そう思いたいだけかも 何を話していたのかも 忘れてしまったから 君に会うのが 少し怖くなる 今思えば 共有することに幸せを感じていた 人の寂しさに紛れて生きている 開けっ放しのまま出掛けた窓 今日は早めに帰れたら 少し部屋を片付けたい 気にしてくれたり 贔屓にしてくれたりする人がいる 俺は0じゃないってことを知ってる 明かりをつけるほどでもない 薄暗さの中で椅子に座り ぼーっとするのが好きだった  何に依存することもなく されることもなく ヱスケーは一人で眠る 『尊ぶ feat. シロシビンズ』 愉快に日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 悲しく日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 誰一人 誰一人助けてくれることのない この世界は 誰にも助けられたくなかった 僕自身が 作り上げてしまったもの 愉快に日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 悲しく日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 誰一人 誰一人助けてくれることのない この世界は 誰にも助けられたくなかった 僕自身が 作り上げてしまったもの 僕は友達を恋する人を 風や大地を 嘘や面倒な出来事を 優しい人 立派な人 騒音やぬかるみを 海と木とつまらない本を 傷つけた人々を 傷つけられた人々を 鈴のような音を たくさんのごめんねを たくさんのありがとうを 泣いたことを泣く人を その他すべてのものを尊ぶ
2.
『何処にも行かない』 君が桜を見る頃 まだ寒さに凍えて春を待つ 雪が溶けて 染み込んだ土の匂い 距離なんてもう 関係ない時代だって 思っていた けど、結局 物理的な距離がモノを言う  止まってしまえば その分 時は速く流れる 年に一度 親父からのショートメール 中身も見ずに捨てる, どうせ同じ文面 裏切りを恨みはしないけど 簡単に忘れられるわけでもない 言いたいことを 全て言い切った後も 作っている曲 12話の後も 続いているストーリー あいつらから してみりゃ 黒塗りのモブキャラ この話を見届けるのは 俺しかいないよな 信頼の上 許容される冗談 互いに興味のない 無のコミュニケーション その場を乗り切る為の 共同体と/なる 今更スカしていたって 格好悪いだけだろ 欲しいモノも 行きたい場所もないと 気づいた時の寂しさ 夜に居場所を 求めるのはやめた 問題がないなんて わかっているのなら いちいち聞かなくても いいはずなのに どうして? 過去の美化は浅ましいが 過去を軽んじて 今を肯定することもしない 1日は長いけど1年は早い 滑舌の悪い ジジイの話なんて聞いてられない 伸びた襟足が首をくすぐる カサついた唇 指の腹で撫でるササクレ 一つ二つ 捲れる 消毒液が染みる 秘密を教えるのには まだ少し早い 買う気もない 中古車情報を見て時間を潰す 寝たきりの休日 思えば子供の頃から同じだな あの頃は 誰かが迎えに来てくれたが いつまで待っていても 誰も来なくなった 感傷に浸る暇もない エモーショナルに 酔いしれるには 年を取り過ぎだ 俺は黙ってやるだけ 生活の圧縮 まだ低い密度 例年の半分くらい ヱスケーは嘘を書けない 続けた先に 何があるのか、よりも 何もなくなってしまうことが 怖かった 侵食の進んだ砂浜 いつまで立ってられるか 書いた文字じゃあるまいし 消えはしないさ 『辻褄(Mash up)』 久々に来たぜ札幌 久々に会ったシロシビンズ 少し痩せたかな スタジオ籠り 無意識になったノイズ 自作楽器 シャンティブックス経由 生意気にもセッション 即興で繋いだ 笑あり 涙あり disあり Peaceあり いつの間に 時間は過ぎてしまう だから この一瞬を 逃さずに伝えたいのだ   普段は上手く話せないことや 本当は話したくないことまで 流れに任せて 言ってしまおうか 今夜は無礼講って 俺が勝手に決めた    頭の中で鳴った音 いつかは君にも 聞かせてみたいんだけど 形にするのは難しいらしい このまま書き出せたらいいのにな 都合よく 辻褄を合わせてる パースは裏から見ると崩れてる わかる 一方的なのも知ってる 雰囲気だけでも味わっていたいのさ この音に合う情景を探してる この音に合う情景を探してる この音に合う情景を探してる きっと見たこともない場所に 連れて行ってくれる 『0じゃない』 熱がこもった炊飯器 上る蒸気すぐに腐る米 俺はそうはいかねぇ この気持ちが腐る前に 歌ってしまおう まだ冷めない 意外と しぶといらしい 深い眠り あまり 見ない夢 見たとしても いつも思い通りいかねぇ 「そんなんじゃ何処に行ったってダメ」 そう言ってくる奴に その先の話を聞かせてあげたい 蝉の鳴き声も 波の音も聞かずに終わる ここらで聞こえるのは バイクの空吹かしくらいだ エネルギー補給ゼリー 吸って すぐ寝る車内 腹いっぱい 人の作ったものが食べたい 溶けたリップクリーム すぐに乾く唇 体をなぞって流れる汗   結んだ髪がぱらりと垂れた 重い腰を上げ やっとの思いで干した洗濯物 天窓から眺める月 いつもよりでけー 伝えなくてもいいことを言える関係 言葉を失って この気持ちをどう表わそう 「まだ間に合う」 そう思いたいだけかも 何を話していたのかも 忘れてしまったから 君に会うのが 少し怖くなる 今思えば 共有することに幸せを感じていた 人の寂しさに紛れて生きている 開けっ放しのまま出掛けた窓 今日は早めに帰れたら 少し部屋を片付けたい 気にしてくれたり 贔屓にしてくれたりする人がいる 俺は0じゃないってことを知ってる 明かりをつけるほどでもない 薄暗さの中で椅子に座り ぼーっとするのが好きだった  何に依存することもなく されることもなく ヱスケーは一人で眠る 『尊ぶ feat. シロシビンズ』 愉快に日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 悲しく日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 誰一人 誰一人助けてくれることのない この世界は 誰にも助けられたくなかった 僕自身が 作り上げてしまったもの 愉快に日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 悲しく日々を過ごしていくのは なんて苦しいことだろう 誰一人 誰一人助けてくれることのない この世界は 誰にも助けられたくなかった 僕自身が 作り上げてしまったもの 僕は友達を恋する人を 風や大地を 嘘や面倒な出来事を 優しい人 立派な人 騒音やぬかるみを 海と木とつまらない本を 傷つけた人々を 傷つけられた人々を 鈴のような音を たくさんのごめんねを たくさんのありがとうを 泣いたことを泣く人を その他すべてのものを尊ぶ

about

2021年12月5日札幌

映像
◼︎ youtu.be/i09voxXJZRw

note
『宅録家はライブをやるべきか』
◼︎ note.com/kikuchisk/n/nc2344844f500

00:23~『何処にも行かない』
音: ヱスケー 詞: ヱスケー
youtu.be/kA2kQ2tdISw
収録▶名残惜しいくらいが別れ時(2022)
kikuchisk.bandcamp.com/album/--15

02:21~『辻褄(Mash up)』
音: ヱスケー 詞: ヱスケー
youtu.be/k3IionL7dkg
収録▶気持ちをちぎって捨てたくなる(2018)
kikuchisk.bandcamp.com/album/--12

03:36~『0じゃない』
音: ヱスケー 詞: ヱスケー
youtu.be/hLks7FM6xjU
収録▶名残惜しいくらいが別れ時(2022)
kikuchisk.bandcamp.com/album/--15

05:19~『尊ぶ feat. シロシビンズ』
音: ヱスケー 詞: 銀色夏生
youtu.be/Pl5VglrANV0
収録▶忘れたいことばかり覚えてる(2016)
kikuchisk.bandcamp.com/album/--8

credits

released December 11, 2021

Photo : tamari masakazu

rap : ヱスケー
tabla bongo : シロシビンズ

license

all rights reserved

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